はじめに
企業看護師に興味はあるけれど、
「何から始めればいいかわからない」
「病棟経験だけで転職できるの?」
「保健師資格がなくても大丈夫?」
そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
私もその一人でした。
病棟で18年間働き、4人の子どもを育てながら働き方に悩み、企業看護師への転職を決意しました。
今回は、私が転職前に実際に準備した5つのことをご紹介します。
なぜ転職したかったのか
私は病棟で18年間働いてきました。
仕事は好きでしたし、患者さんと関わる時間にもやりがいを感じていました。
でも、働き続ける中で少しずつ、「このままの働き方を何十年も続けられるだろうか」と考えるようになりました。
身近にいた師長や副師長は毎日のように残業をし、休日には研修や会議が入り、病棟で何かあれば休日でも対応に追われていました。
責任ある立場だからこその仕事だと理解していましたが、その姿を見ながら、私は「自分が目指したい働き方とは少し違うかもしれない」と感じていました。
そんな私には4人の子どもがいます。
「子どもがいるから仕事を諦める」という選択はしたくなくて、双子を出産したあとも時短勤務にはせず、夜勤回数も減らさずに病棟で働き続けました。
院内保育を利用し、双子を預けて夜勤へ向かう生活。
しかし、院内保育へ連れて行くたびに発熱や嘔吐を繰り返す子どもたちを見て、「今の働き方は限界なのかもしれない」と初めて立ち止まりました。
転職を考えた理由は、病棟が嫌になったからではありません。
仕事も、子どもとの時間も、その両方を諦めない働き方を探したい。
そう思ったことが、企業看護師という新しい道を考え始めたきっかけでした。
情報収集で最初にやったこと
転職を考え始めたとき、私はすぐに求人を探したわけではありませんでした。
まず考えたのは、
「私はどんな働き方をしたいんだろう?」
ということです。
病棟で18年間、さまざまな診療科を経験してきたからこそ、自分の強みや興味を改めて振り返りました。
訪問看護にも興味はありましたが、夫は夜勤のある不定休の仕事。
4人の子どもを育てる我が家では、オンコールのある働き方は現実的ではないと感じました。
子どもが好きなので小児科も魅力的。
一方で、昔から健康や予防医学、栄養について調べることが好きで、家族の健康管理も楽しみながら続けてきました。
「病気を治す看護だけではなく、健康を支える仕事ができたら楽しそう。」
そんな思いが少しずつ形になり、企業看護師という働き方に興味を持つようになりました。
今振り返ると、この時間は転職活動の中で一番大切だったと思います。
求人を探す前に、自分がどんな仕事にやりがいを感じ、どんな生活を送りたいのかを考えたことで、自分に合う働き方を選ぶことができました。
転職は「今の仕事から逃げること」ではなく、「自分が大切にしたいものを選び直すこと」だと私は考えています。
職務経歴書で伝えたのは「病棟経験を企業でどう活かせるか」
Excelで履歴書と職務経歴書を作成した理由
転職活動を始めたのは2年前。
今のようにAIを使う生活ではなかったので、看護師向け転職サイトや企業の採用ページを見ながら、見よう見まねで履歴書と職務経歴書を作成しました。
手書きではなく、Excelで作成した方が企業ではパソコンスキルも伝わるという情報を見つけ、不慣れながら必死に作成したのを覚えています。
正直、転職後にはパソコンスキルが高くないことはすぐに周囲に知られてしまいました(笑)。
それでも働きながら少しずつ覚えていけば十分でした。
病棟経験をどうアピールしたか
私が職務経歴書で意識したのは、「企業経験がないこと」ではなく、「病棟経験をどう活かせるか」を伝えることでした。
外科急性期病棟、消化器病棟、HCU、救急外来、脳外科病棟、緩和ケア病棟での経験。
新人教育や病棟チームリーダー、委員会活動、BLS・ACLS、ストーマケアの資格。
その中でも特に、救急外来や緩和ケア病棟で培った患者さんやご家族への寄り添う姿勢を、企業で働く従業員のメンタルヘルス支援にも活かしたいという思いを伝えました。
病棟で積み重ねた経験は、企業でも必ず強みになります。
面接で伝えたのは「知識」ではなく「看護師として大切にしてきたこと」
実際に聞かれた質問
面接前は、メンタルヘルスや予防医学についてたくさん調べ、企業看護師として必要な知識をしっかり話そうと準備していました。
ところが、実際に面接が始まると緊張で頭が真っ白に。
「企業で働くということをどう考えていますか?」
という質問にも、
「企業で働いた経験がないので、正直まだわかっていない部分もあります」
と答えてしまい、面接後には「これは絶対に落ちた」と思いました。
実際に聞かれたのは、
・これまでの診療科での経験
・委員会活動
・仕事で心がけていること
・チームメンバーとの関わり方
・メンタルヘルスへの考え方
などでした。面接前は、メンタルヘルスや予防医学についてたくさん調べ、企業看護師として必要な知識をしっかり話そうと準備していました。
ところが、実際に面接が始まると緊張で頭が真っ白に。
「企業で働くということをどう考えていますか?」
という質問にも、
「企業で働いた経験がないので、正直まだわかっていない部分もあります」
と答えてしまい、面接後には「これは絶対に落ちた」と思いました。
実際に聞かれたのは、
・これまでの診療科での経験
・委員会活動
・仕事で心がけていること
・チームメンバーとの関わり方
・メンタルヘルスへの考え方
などでした。面接前は、メンタルヘルスや予防医学についてたくさん調べ、企業看護師として必要な知識をしっかり話そうと準備していました。
ところが、実際に面接が始まると緊張で頭が真っ白に。
「企業で働くということをどう考えていますか?」
という質問にも、
「企業で働いた経験がないので、正直まだわかっていない部分もあります」
と答えてしまい、面接後には「これは絶対に落ちた」と思いました。
実際に聞かれたのは、
・これまでの診療科での経験
・委員会活動
・仕事で心がけていること
・チームメンバーとの関わり方
・メンタルヘルスへの考え方
などでした。
私は、立派な答えを用意するよりも、自分が病棟で大切にしてきたことをそのまま伝えました。
仲間を信頼し、引き継ぎを大切にすること。
常に新しい知識を学び続けること。
患者さんやご家族の話を丁寧に聞き、解決できなくても寄り添う姿勢を忘れないこと。
今振り返ると、企業看護師に必要なのは、完璧な答えではなく、自分がどんな看護師で、どんな価値観を持って働いてきたかを伝えることだったのだと思います。
準備したことが飛んでしまった面接当日
転職活動をしていた頃の私は、「企業看護師になれる人は特別な人」だと思っていました。
保健師資格が必要なのではないか。
パソコンが得意じゃないと難しいのではないか。
企業経験がない自分には無理なのではないか。
そんな不安ばかりでした。
実際、履歴書は見よう見まねで作り、面接では緊張して準備していたことが飛んでしまい、「これは落ちた」と本気で思いました。
今振り返って思うこと
それでも今、企業看護師として働いています。
転職して感じたのは、新しい知識やスキルは働きながら身につけられるということ。
一方で、病棟で18年間積み重ねてきた経験や、患者さんやご家族に寄り添ってきた時間は、誰にも真似できない自分だけの財産でした。
もし今、転職を迷っている看護師さんがこの記事を読んでいるなら、伝えたいことがあります。
自分に足りないものばかり探さなくても大丈夫です。
まずは、自分が今まで積み重ねてきた経験を振り返ってみてください。
その経験は、場所が変わっても必ず誰かの役に立ちます。
転職は、今の仕事を否定することではありません。
自分や家族、そしてこれからの人生を大切にするために、自分らしい働き方を選び直すこと。
私はそう考えています。
この体験が、誰かの一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
まとめ
オフィスの保健室より ☕
働き方に正解はありません。
でも、自分や家族を大切にしながら、看護師としてのやりがいも諦めない道はきっとあります。
私自身、病棟18年の経験を手放すことは怖かったですし、企業看護師への転職も不安だらけでした。
それでも一歩踏み出したことで、自分らしい働き方に出会うことができました。
このブログが、働き方に迷う誰かの小さな保健室になれたら嬉しいです。



