保健師じゃなくても企業看護師になれる?必要な資格を現役企業看護師が解説

企業看護師の仕事

企業看護師に興味はあるけれど、

「保健師の資格がないと応募できないの?」
「看護師資格だけでは難しい?」
「何か資格を取ってから転職した方がいいのかな?」

そんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。

実は私も、企業看護師への転職を考え始めたとき、同じような不安を感じていました。私は保健師資格を持っていません。それでも企業看護師として転職し、現在も働いています。

もちろん、企業によって応募条件は異なりますが、「保健師資格がない=企業看護師になれない」というわけではありません。

この記事では、企業看護師に必要な資格や、私自身が看護師資格だけで転職した経験、そして入社後に「学んでおいて良かった」と感じた知識について、実体験を交えながらお伝えします。

これから企業看護師を目指したい方の不安が少しでも軽くなれば嬉しいです。

企業看護師になるために必要な資格

企業看護師を目指すとき、「どんな資格が必要なの?」と気になる方は多いと思います。

実際には、企業によって応募条件はさまざまで、「看護師資格のみ」で応募できる企業もあれば、「保健師資格が必須」としている企業もあります。

ここでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

看護師資格

企業看護師として働くためには、看護師資格が応募条件となっている求人が多くあります。

病院で培った看護経験は、社員の健康相談や体調不良者への対応、健康診断後のフォローなど、企業でも十分に活かすことができます。

私自身も保健師資格は持っておらず、看護師資格のみで企業へ転職しました。

そのため、「保健師資格がないから無理かもしれない」と最初から諦める必要はありません。

保健師資格

企業によっては、保健師資格を必須条件としている求人もあります。

特に、健康診断後の保健指導や特定保健指導、健康経営の推進など、予防医療を中心とした業務を担う企業では、保健師資格が求められるケースが多いです。

また、大企業や本社勤務の求人では、保健師資格を歓迎条件や必須条件としていることも少なくありません。

企業によって応募条件は違う

企業看護師の仕事内容は会社によって大きく異なります。

例えば、社員のケガや急病対応が中心の企業もあれば、健康診断の管理やメンタルヘルス対応、健康イベントの企画・運営など、幅広い業務を担当する企業もあります。

そのため、必要とされる資格や経験も企業ごとに異なります。

「保健師資格必須」と書かれた求人もありますが、「看護師資格のみ可」や「保健師資格があれば尚可」としている求人も多く見られます。

大切なのは、「企業看護師=保健師資格が必須」と思い込まず、自分に合った求人を探してみることです。

実際に私も看護師資格のみで転職し、現在も企業看護師として働いています。

私は保健師資格なしで転職しました

私は保健師資格を持っていません。

そのため、企業看護師への転職を考え始めた頃は、「保健師資格がない私でも本当に転職できるのだろうか」と不安に感じていました。

実際に求人を見ていると、「保健師資格必須」と記載されている企業もあり、「やっぱり難しいのかな…」と思ったこともあります。

それでも諦めずに求人を探していくと、「看護師資格のみ応募可」や「保健師資格があれば尚可」としている企業もありました。

私は病院で18年間勤務し、急性期病棟や救急外来、緩和ケア病棟など、さまざまな診療科で経験を積んできました。患者さんやご家族への対応、新人教育やチームリーダーの経験なども、自分の強みとして職務経歴書や面接で伝えました。

その結果、保健師資格がなくても企業看護師として採用していただくことができました。

もちろん、入社してからは病院とは違う働き方に戸惑うこともありました。Excelやビジネスメール、健康診断の管理など、初めて経験する業務も多く、一から学ぶことも少なくありませんでした。

しかし、資格の有無だけではなく、これまでの看護師としての経験や、「企業で働きたい」という思いを評価していただけたことを実感しています。

もし今、「保健師資格がないから企業看護師は無理かもしれない」と悩んでいる方がいるなら、最初から諦める必要はありません。求人によって応募条件は異なるため、まずは情報収集をして、自分に合った企業を探してみることをおすすめします。

今から取るならおすすめの資格

ここまでお伝えしてきたように、企業看護師になるために必ずしも保健師資格が必要というわけではありません。

私自身も看護師資格のみで転職しましたが、転職活動中や入社後に学んだことが、今の仕事に役立っていると感じています。

ここでは、「これから企業看護師を目指す方におすすめしたい資格」を、私自身の経験も交えながらご紹介します。

健康経営アドバイザー

私は転職活動中、履歴書に書ける資格を増やしたいと思い、「健康経営アドバイザー」の資格を取得しました。

正直なところ、最初のきっかけは履歴書に書くためでした。しかし、勉強を進める中で、「健康経営」という企業ならではの考え方を知ることができたのは大きな収穫でした。

病院で働いていた頃は、「健康経営」という言葉を耳にする機会はほとんどありませんでした。しかし企業では、社員が健康でいきいきと働ける環境づくりが、企業の成長にもつながるという「健康経営」の考え方が大切にされています。

実際に転職してからも、「あのとき学んでおいて良かった」と感じる場面がありました。資格そのものだけでなく、企業ならではの視点を知るきっかけになったことが、私にとって大きな財産になっています。

メンタルヘルス・マネジメント®検定

企業では、メンタルヘルスに関する相談や、休職・復職支援に関わる機会があります。

そのため、メンタルヘルスの基礎知識を学んでおくと、社員への対応や人事担当者との連携にも役立つ場面があります。

私自身も現在勉強中ですが、企業で働く上で知っておいて損はない内容だと感じています。

第一種衛生管理者

企業によっては、第一種衛生管理者の資格を持っていると評価されることがあります。

健康診断や職場環境の管理、労働安全衛生法に関する知識など、企業看護師の仕事と深く関わる内容を学ぶことができます。

ただし、企業によっては入社後に取得を勧められる場合もあるため、転職前に必須というわけではありません。

資格よりも大切だと感じたこと

企業看護師として働いて感じるのは、資格の数よりも「新しいことを学び続ける姿勢」が大切だということです。

私自身、保健師資格は持っていませんが、入社後は研修に参加したり、業務に必要な知識やスキルを一つずつ身につけたりしながら、少しずつできることを増やしてきました。

転職前にすべてを身につけている必要はありません。

「企業で働いてみたい」という気持ちと、学び続ける姿勢があれば、企業看護師として活躍できる可能性は十分にあると私は感じています。

まとめ

企業看護師になるために、必ずしも保健師資格が必要というわけではありません。

実際に私も、看護師資格のみで企業へ転職し、現在も企業看護師として働いています。

もちろん、企業によっては保健師資格を必須としている求人もあります。しかし、「看護師資格のみ応募可」や「保健師資格があれば尚可」としている企業も少なくありません。

また、企業で働く上で必要な知識やスキルは、入社後に少しずつ身につけていくこともできます。私自身も、研修に参加したり、日々の業務を通して学んだりしながら、一歩ずつ成長してきました。

「保健師資格がないから」と最初から諦めてしまうのは、もったいないことだと思います。

企業看護師という働き方に興味がある方は、ぜひ一度求人を探してみてください。あなたに合った企業との出会いがあるかもしれません。

オフィスの保健室より☕

私は転職活動中、「保健師資格がない私には難しいかもしれない」と何度も不安になりました。

それでも一歩踏み出したことで、今では企業看護師として毎日やりがいを感じながら働いています。

もし今、同じように迷っている方がいたら、「資格がないから」と可能性を閉ざさず、まずは情報を集めてみてください。

この記事が、企業看護師という新しい働き方を目指すきっかけになれば、とても嬉しいです。